杏色の空
私(杏)と長女3歳(小桃)次女0歳(小梅)の読書・雑記になります。

I LOVE モーツァルト

タイトル:I LOVE モーツァルト
作者:石田 衣良
出版社:幻冬舎
MY HIT:●●●○○

感想


ー好きなんだけど、歯が立たないー
めざし?するめ?いえいえ、そんなカワキモノのはなしではなく・・・。

わたしにとって、好きだけど歯が立たないもの。
日本の古典、英語、クラシック音楽。
なにも分かりやすく、飲み込みやすいものだけが、いいってわけじゃない。
めざしだって、するめだって顎はつかれるけどやっぱりおいしいもの。

古典に関しては、田辺聖子さんや永井路子さん、もろもろの解説書。
英語に関しては、名文集やディズニー。
音楽に関しては、ホニャララ全集。
と、とっつきやすいところから入って、ときどきちょっと難しそうなのに手を出して。行きつ戻りつしながら楽しんでおります。

そんなわたしにとってこの本は救世主。
石田衣良さんのすてきな文章で、モーツアルトのことが分かりやすく書かれているだけでなく、音楽、人生の楽しみ方まで示唆してくれています。
石田さんも「モーツアルトの流れるような、淀みのない感じが好き」といわれてますが、本書の文章もやはり淀みがない。
読んでいてすっと心と頭に入ってくれます。


本当に一番素晴らしいのは、芸術そのものではなくて、それを「素敵だ」「面白い」と感じることができる人の心である
人間の心のキャンバスのほうがどんな芸術よりもうんと広大なのだ


この一文。
そうそう、そうだよね~と、思ってしまいませんか?
グタグタに疲れてたり、どうにも晴れないもやもやを心に抱えたままだと、心のアンテナが鈍くなって美術館とかに行っても、いまいち感動を味わえなかったりするもの。
(私の場合、もやもやを突き抜けるぐらい落ち込んでるときは逆にアンテナが鋭くなるんですが・・・)
芸術を創作する側もすごいけど、芸術を連綿と伝えてきた受け手の存在も私はやっぱりすごいと思うのです。

無理に夢を探して、自分を傷つける必要なんか全くない。-中略ー「人生を楽しむ感じ」をいつも忘れないで欲しい
このこと、自分にも、ついつい仕事一筋になりがちな旦那にも教えてあげたくなるな。
トイレの壁に書いて貼っとこうかしら。

Mangare,Amore,Cantare.

スペルは自信ないけど、イタリア語で聞いたことあるフレーズが浮かんできました。

私の人生もかくありたい。

いろいろ書いてしまいましたが、この本、人生書ではなく、もちろんモーツアルトに関する本です。
CDもついてて曲の解説もしてくれてます。
専門知識の無い初心者(私)にとっては、とてもありがたい仕様となっております。
さらに、石田衣良さんお勧めのCD等の記載もあって入門書としての活用法も大です。
衣良さんは、グレングールドというピアニストの方がお勧めのようなので今度聞いてみようと思ってます。

それにしても久しぶりに石田衣良さんの文章を読みました。
一時狂ったように読んでた時期を懐かしく思い出します。新刊も色々だされてるみたい。
読みたくなっちゃったな~。







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