2018年03月02日 まほうのコップ タイトル:まほうのコップ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)作者:長谷川摂子 (著), 藤田千枝 (その他), 川島敏生 (写真) 出版社:福音館書店MY HIT:●●●●○感想水を満たしたコップの向こうに見える景色に子供は大喜びです。大人の私も改めてみるととても面白い。そして、なにより、ひっさびさの摂子節。冒頭の「たねもしかけもありません。ただのコップにただの水、これがまほうのコップです」というゴロも威勢もいい、たたき売りの口上のような文章に始まり、「おんにょろり」や「にょにょーん」など独特の擬音表現。「きょだいなきょだいな」や「めっきらもっきら」を彷彿とさせられます。そんな文章と写真が見事にはまって「本をみる」というより「凝視」のほうが表現として的確なぐらい子供がのめり込んでいました。そして読み終わった後にはいつもの「もう一回」ではなく「わたしもやりたい!」と一言。さあ、レッツトライ!と言いたいところですが、場所はベット、時刻は夜の九時・・・。「明日にしようね・・・。」と私。今日、明日には我が家も「まほうのコップ」を作らなくちゃいけないです。笑 スポンサーサイト ▲PageTop
2018年02月06日 11ぴきのねことへんなねこ タイトル:11ぴきのねことへんなねこ作者:馬場 のぼる 出版社:こぐま社MY HIT:●●●●○感想先日のお休みに小桃と二人図書館へ行ってきました。「お母さん!これぜったい面白いよ!!」と持ってきたのがこの本。その瞬間私も「やった!えらい!」と叫んでおりました。親子ともども「11ぴきのねこ」が大好きであります。「読もう読もう」とせかされて、昨日の夜布団の中でわくわくしながら読みました。結果・・・。やっぱりおもしろい。浅はかで小ずるい11ぴきのねこが、かわいい、かわいい。笑善も悪もないただただ楽しめる感じが、このシリーズの持つ魅力。生き生きとした猫たちを見つめる、小桃も小梅も負けず劣らず輝いてます。きっと今日の朝も読むことになる気がします。 ▲PageTop
2018年02月02日 こぶとりじいさん (日本昔ばなしアニメ絵本 (8)) タイトル:こぶとりじいさん (日本昔ばなしアニメ絵本 (8)) 作者:佐々木 昇 (著), 水端 せり (編集), やまだ 三平 (イラスト) 出版社:永岡書店MY HIT:●●●●○感想明日は保育園の豆まき。そんなわけで、昨夕はこちらの本を手に取ってみました。「オニ、こわい~」と言っていた小梅もなんだかんだでよく聞いていました。歌と踊りが大好きなおじいさん、鬼の宴会に飛び入り参加してすっかり鬼に気に入られてしまいます。「明日も来いよ~、絶対だぞ、よしこいつを預かっておこう」とおににほっぺの瘤をとられてしまいます。煩わいい瘤がなくなって大喜びのおじいさんは、近所のやっぱり瘤のある偏屈じいさんにこの話をし・・。残念偏屈爺さんは鬼の逆鱗を買い、瘤が増えてしまいます。でも大丈夫、がっくりする偏屈爺さんをかわいそうに思ったおじいさんが偏屈爺さんを元気づけようと、歌ったところ大笑いして瘤が取れてバンバンザイ。みんなニコニコ笑って暮らしましたとさ。とまぁ、こんなお話。日本の昔話にしては、わかりやすく明るいストーリー展開です。「笑うが勝ち」ということを伝えようとするのも、珍しい。なんせ努力とか因果応報的な話が昔話は多いもの。好きだな、こういうの。鬼もなんかドラえもんのジャイアンみたいな感じで、全然憎めないし(笑)長岡書店さんのこの小さい絵本シリーズすきだなぁ。子供とのぞき込んで楽しむのにちょうどいいサイズと、わかりやすくまとめてあるので小さい子でもしっかり最後まで聞けるんですよね。是非とも、興味はあるけど分かりにくい、日本の神話とかをシリーズで取り上げて欲しいものです。 ▲PageTop
2018年01月29日 The Very Hungry Caterpillar タイトル:The Very Hungry Caterpillar作者:Eric Carle (著)出版社:Philomel BooksMY HIT:●●●●○感想先日は子供たちの保育園の生活発表会。二人とも、二人ともなりによく頑張りました。母は感動したり笑ったり。子供たちの持つキラキラしたオーラにやられっぱなしでした。「はらぺこあおむし」の英語版暗唱朗読を年長組さんが発表しました。脅威驚嘆の英語の発音の良さでした。運よく家にこちらの本があり、運よく小梅が好きで、よく私のところに持ってきてました。小桃、突然の「読みたい」発言!「読んで」ではないのです!!つたないながらも一緒に朗読をしましたよ。読みながら「ここは○○ちゃん」「このところは○○君」と明らかに年長組さんの読む順番まで覚えてる!すごい・・・。簡単とはいえ英語です。子供にとって英語ってそんなに大きい壁ではないのかもしれません。さてさて内容はご存知の通り、おなかのすかせた青虫が、いろいろなものを食べて、お腹を壊して、でも最後にはきれいなチョウチョになるというもの。リズムと色の美しさ、反復の楽しさ、世界中の子供を虜にするのが、わかるようなよくできた絵本です。自分が小さいころに読んでもらった記憶がないので調べると、私の生まれる前にはもう書かれてたんですね~。今頃になってやっとご縁に恵まれました。出会えてよかったです。これからもこんな素敵な絵本や時間に恵まれるといいなぁと思っています。大きなことがなくても、小さい喜びに恵まれていることに感謝。さて、今日はどんな日になることやら。道路、凍結してないといいなぁ~。 ▲PageTop
2018年01月25日 おばけのてんぷら タイトル:おばけのてんぷら作者:長 新太せな けいこ (著) 出版社:ポプラ社 MY HIT:●●●●○感想強烈なインパクトがあるわけではないのに、気が付いたら手にとっている絵本に”せなけいこ”さんの絵本があります。子供がおばあちゃんと本屋に行って、こちらの絵本を買ってきました。小桃も私と同じ感覚なんだろうかと、密かにクスリ。そしてこちらの本、やっぱり読んでいて本当にクスクス笑ってしまう。のんびり、マイペースなうさこがとてもかわいいです。子猫のお弁当をみて(というよりのぞきこんで)、天ぷらをつくり、お化けを揚げ、メガネを揚げ・・・。大笑いのうさこ。あまりの悪意のなさに、読みながら親子ともどもニコニコしっぱなしです。そして言葉がきれい。”お味噌汁”は”おみおつけ”、”味見”は”おあじみ”、”「きって、おこう」”ではなく”「きって、おきましょう」”なんだかとっても丁寧。その丁寧さと、天然チックなうさこの行動がなんとも・・・・。また絵の天ぷらがいいんです。むかしのお母さんが揚げたような、衣が分厚いボリュームたっぷりの天ぷらで、みていると口を開けたくなります。「わあ、おかしい」このセリフが、今の私の気持ちかな。(笑) ▲PageTop